この間テレビでくりっく株365の特集を見ました。
ITY堂の物流体制では商品は次のように流れる。
①メーカーの工場→②メーカーの在庫ストックポイント→③代表卸→④店舗、という流れで、経由箇所は合計二カ所。
自社物流センターを経由する一般的な物流体制より一カ所少ない。
ITY堂の物流体制では、自社物流センターに代わるのが、各地区で卸の中から選定きれた「代表卸」だ。
代表卸は自社の物流センターにおいて、他社の物流業務を行なう。
これは窓口問屋制としてコンビニエンスストア業界では一般的な物流体制だ。
卸各社はITY堂向け在庫の管理を代表卸に委託する。
ITY堂方式の問題点は、商流(帳合)は従来通りなので、一般的な物流体制と同様に、店着原価制度、特約店制度、リベート制度は変わらない。
取引口座を開設して継続的に取引を行なう帳合料はなくならず、店着原価なので、卸の流通コスト、工場原価はわからない。
IOの物流体制は、これらとはまったく異なっている。
IOの場合、商品はメーカーの工場から、新設するIOの物流センターに直接運ばれ、そこから店舗に配送される流れを原則としている。
一部の商品については①メーカーの工場→②メ-カーの在庫ストックポイント→③卸→④IO物流センター→⑤店舗、と一般的なパターンと同じように流れるが、原則として、①メーカーの工場→②IO物流センター→③店舗、というように商品は流れる。
メーカーの工場と店舗の間には、物流センターが入るだけとなっている。
ITY堂の流れより一カ所少ないことになる。
つまり、卸を経由せずに、卸に代わってIO自身が物流業務を行なう点が、ITY堂を含む一般的な物流体制とは異なる。
メーカーの工場から、卸を通さずに直接仕入れる結果、中間流通コストがなくなることと卸帳合コストもなくなるため、仕入原価は7~9%程度低下すると考えられる。
ただしその一方で、物流業務を自社で行なうため、新たな物流コストが発生する。
そのことについてIOは、仕入原価の大幅低下と物流コストの負担を比較して、トータルでコスト改善が実現できるかに重きを置いている。
そこで重要となるのは全取っ替えで新たに構築する新物流体制が、卸物流に比べて効率的であるかどうかという点だ。
当然のことながら、IOは自社物流体制のほうが効率的で、コストの引き下げによって利益率を改善できる見通しから踏み切ったのだ。
民間の経済研究所の調査によると、卸売業による特定小売業向け一括物流センターの約40%は採算がとれていないという。
くりっく株365の利用者が増えれば、くりっく株365の売り上げも増えるでしょう。